神戸新聞にて「おもてなしドットコム」についてご掲載頂きました。
掲載内容
誰もが一度は泊まりたいと思う-。そんな「特別な1室」を提供するホテルや旅館の紹介・予約サイト「おもてなし.com」が新たな宿泊予約の方法として注目を集めている。普段は手の届かない部屋でも、直前にキャンセルが出た場合は、割引価格で泊まることもできる。今春には英文のサイトを開設し、訪日外国人旅行客の取り込みを狙う。(塩津あかね)
運営するのは「おもてなしドットコム」(神戸市中央区)。友添成隆(ともぞえまさたか)社長(48)らが昨年1月に設立。従業員は3人。資本金1505万円で、うち500万円を賃貸住宅情報サービス会社CHINTAI(東京)の持ち株会社エイブル&パートナーズ(同)が出資している。
従来の宿泊施設の紹介サイトは、思い通りの部屋を予約できるとは限らなかった。賃貸マンションでは1室だけを改装してその部屋を紹介するのが一般的で、不動産業界の経験が長い友添社長がその手法を取り入れた。
友添社長は97年、神戸で不動産系システム開発会社を創業したが、05年にCHINTAIに買収され、賃貸住宅情報サービスの業界で経験を積んできた。
再独立のきっかけは、大手宿泊予約サイトの特性に気付いたこと。魅力的な宿泊施設はたくさんあるのに、人気が上位の宿だけに予約が集中していた。
改装して魅力を高めた「自慢の1室」を紹介するサイトをつくれば、利用したい宿泊施設は多いのでは-。中小のホテル・旅館は一気に全室改装するのは難しいが、1室ずつなら可能。そうした部屋に泊まりたいお客さんも多いはず、と考えた。
現在、全国50施設の220室を掲載。4月に英文サイトも設けたところ、「露天風呂付き」など事前に好きな部屋を決められるのが好評で、訪日外国人旅行客の予約が増えているという。
友添社長は「不動産業の目線で、宿と宿泊客の双方が納得できるような仕組みができた。オリンピック前年までに1千宿3千室の掲載を目指す」としている。
掲載内容引用先:神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201606/0009171138.shtml